こんにちは!
仮想通貨と米国株投資で資産運用をしている、なかです。
先日、米雇用統計の結果を受けて、金融市場は大幅に続落しました。
特に日経平均は大幅に続落するなど、新NISA民には厳しい局面が来る可能性がございます。
仮想通貨に投資している人も、今後の戦略が気になるかと思います。
今回は、暴落局面での仮想通貨投資の立ち回りを述べていこうと思います。
金融市場の暴落
まず、30年間の日経平均とNYダウの推移を見ていきましょう
参照:日経平均とダウの推移
日経平均は1990年のバブルが弾けて大きく減少しました。
2024年現在は大きく上昇しし、一時期は40000万円を突破しました。
NYダウを見てみると、2000年代以降に暴落局面が何回か来ております。
大きく分けると次の3階が一般的に知られております。
米国の暴落局面
・2002年頃のITバブル崩壊
・2008年頃のリーマンショック
・2020,2022年頃のコロナショック
暴落が起きると最大で50%程度は価格が下落しており、最低値から元の値に戻るまで2年くらいは
かかる場合もございます。
一方で、暴落が起こっても何年か保持をしているとまた、最高値を更新することができます。
つまり、暴落局面は買い場であると言われている一方で、個人投資家の多くは暴落に耐え切れず持っている株を手放してしまうケースが多々見受けられます。
仮想通貨市場
続いてビットコインのチャートを見てみましょう
大きく分けて、2回の暴落がビットコインでは起こっております。
1回目が2018年、2回目が2022年になります。
1回目の原因はビットコインの持続性と大量のアルトコインが発表されて資金が流出したのが原因だと考えられます。この期間では最終的に70%近い価格の下落が見られました。
2回目は金融市場の引き締めに伴いビットコインの価格は減少しております。
この期間でも80%近い価格の減少が起こっております。
つまり、ビットコインと株価の下落を比較すると次のことがわかっております。
仮想通貨の暴落は株価の暴落よりも激しく下落する。
また、ビットコインとNYダウを比べると次の通りです。
これを比較すると、2022年の時のみ大きく相関していることがわかります。
実際の所、ビットコインの歴史はまだまだ浅く、相関がわかりにくいのが現状です。
一方で、金融市場が暴落局面に陥るとビットコインも減少する可能性が高いです。
特に、米国の短期金利が減少すると高い確率で暴落が起こります。
米国の短期金利は9月以降徐々に引き下がることが予想されております。
そのため、2025年~26年くらいを目途に金融市場の暴落が起こる可能性は高いと考えられます。
これはコロナ渦で落ち込んだ経済を無理やり回復させるために行った政策に対して、
金融を引き締めすぎたことが原因となる可能性が高いです。
また、AIブームが昨今話題になる中で、段々と浸透し価格競争が起こる、
予想よりも市場に全体を及ぼさなかったことによるAIバブル崩壊なども考えられます。
金融市場が暴落することが必ずしも悪いのではなく、崩壊と再生が繰り返されるのが一般的な金融市場です。そのため、暴落局面が来たからと焦って売るのはもってのほかです。
仮想通貨投資家の戦略は2つしかありまえません。
・保持し続けてステーキング運用などで仮想通貨の量を増やす
・売却するならば、暴落前に自分の目標価格に達成してから売却する
仮想通貨は4年に1回程度の暴落局面が来るため、おおまかなタイミングを間違いなければ高値で売却し、安値で買い戻すことが可能となります。
イーサリアムとソラナの売却タイミング
仮想通貨は4年に1回程度売却タイミングが訪れます。
では、ビットコインとその他の仮想通貨を売却するタイミングはどうでしょうか?
イーサリアムは過去に5000ドル近く、ソラナは250ドル近くが最高値です。
ここで、登場するのがアルトターンと呼ばれる現象が発生します。
時価総額が最も高いのはビットコインです。仮想通貨の価格が上昇するのはビットコインが一番初めです。そして、ビットコインの価格が上昇しきったのち、機関投資家はそれを売却し、次に大型アルトコイン(イーサリアム、ソラナ等)に投資されます。そして、最後にミームコインなどのアルトコインに資金が投資されます。
このように、仮想通貨によって価格上昇が起こるタイミングは異なります。
これをアルトターンと呼びます。簡単にまとめると、次の順番で仮想通貨の価格上昇(冒頭)が起こります。
ビットコイン>大型アルトコイン>その他のアルトコイン
上記順番で仮想通貨の上昇が発生する
仮想通貨の上昇率
次に仮想通貨が上昇局面に達成したときにどれくらいの価格まで上昇するでしょうか?
ビットコインは約4年に1度半減期が訪れます。そして、翌年に最高値を更新するという歴史があります。過去の半減期と翌年の上昇率はだいたい次の通りです。
・2016年:620ドル→19450ドル(約31倍の上昇)
・2020年:9450ドル→61360ドル(約6.5倍の上昇)
このように、半減期からの価格の上昇率はだんだん小さくなっています。
そのため、次の上昇局面では仮想通貨の価格は最大でも1.5倍~3倍程度が目安と考えてよいでしょう。
つまり、ビットコインの価格で10万ドルから20万ドルが最高値になる可能性が高いです。
この価格に伴って、イーサリアムとソラナも価格上昇が起こるでしょう。
仮想通貨の下落率
一方で、暴騰した仮想通貨はどれくらいまで下落するでしょうか?
データ例は少ないですが、目安は前回の最高値付近になります。
つまり、今回の仮想通貨の上昇が起こった場合は、イーサリアムが5000ドル前後、ソラナは2500ドル前後が目安になります。
ただし、注意したいのは仮想通貨の発行量が年々増えることにより、予想よりも価格が下がることです。それでも、下値は限られていると思います。
そのため、無理に仮想通貨を売却するのではなく、ステーキングで保持し続けて数十年後に売却するのも一つの作戦です。
ステーキングによる増加の計算
では、ステーキングをし続けることによる仮想通貨の増加で数十年度に売却する場合はどうなるでしょうか?近い例が新NISAなどでのETFと再投資が考えられます。仮想通貨も似たような計算ができるので、試算してみましょう。
イーサリアム価格
初めにイーサリアムでのステーキングと価格上昇です。
イーサリアム自体の価格上昇率を年間5%程度、ステーキングも3%程度と想定します。
現在約10ETHを保持しており、価格を3000ドルと想定します。
すると、価格と通貨量は次のようになります。
20年保持で8000ドル、18ETH、30年保持で13000ドル、24EHTを超えます。
また、総額(価格×通貨量)は次の通りです。
なんと30年保持すると、30万ドルを超えるくらいになります。
また、1ETHの価格上昇率に比べて、総額は大きく上昇します。
ソラナ価格
続いて、SOLを見てましょう。
ソラナ自体の価格上昇率を年間5%程度、ステーキング率を5%程度と想定します。
現在約82.5SOLを保持しており、価格を150ドルと想定します。
すると、価格と通貨量は次のようになります。
20年保持で400ドル、230SOL、30年保持で650ドル、350SOL近くになります。
また、総額(価格×通貨量)は次の通りです。
なんと30年保持すると、23万ドルを超えるくらいになります。
また、1ETHの価格上昇率に比べて、総額は大きく上昇します。
ステーキングまとめ
暴落局面が訪れも、売却することなくステーキングし続けると総額で50万ドルを超えることになります。現在1ドル150円近く、総額で7500万円近い価格となります。
正直なところ、このままの状態でも社会人として働き続ければ十分に老後を過ごすことが可能です。
まとめ
今回の記事では、暴落局面での仮想通貨投資家の立ち回りを紹介しました。
仮想通貨の局面では売却だけでなく、ステーキングを取るというのも戦略の一部です。
特に、仮想通貨の暴騰は現在の所、4年に1度訪れております。
暴落局面というのは投資家なら必ず経験することになりますので、
心理的に売却したくなることもありますが、自分なりの戦略を持って投資に取り組みましょう!
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